2月の上旬だったか、半ば頃だったか?記憶が曖昧なのですが。
小学生のこどもが、学校から劇団四季の「人間になりたがった猫」のチラシを持って帰ってきました。
学校からイベントのチラシを持って帰ってくるのはよくあること。
たいていのチラシは一瞬目を通してポイ、なのですが、劇団四季のチラシには小学4年生の娘が珍しく反応。
「行ってみたい」というので、夫・私・娘・息子(小1)の家族4人で2023年3月15日水曜日の午後6時半開演・オーバードホールでの富山公演を観てきました。
劇団四季・人間になりたがった猫は今年・2023年に全国ツアー公演中。
子連れで行ってみたいけど何歳から大丈夫?
子供でも最後まで楽しめる?
などなど、子連れで鑑賞するときのハテナに少しでもお役に立てれば幸いです。
人間になりたがった猫は何歳から楽しめる?
私が行った富山公演では、いちばん小さい子でおすわりできる月齢の赤ちゃんを見かけました。
生後6~7ヶ月くらいでしょうか。
※ファミリーミュージカル以外の劇団四季主催の公演では、3歳以上のみ入場可となる年齢制限があるようです。
雰囲気を楽しむなら何歳からでも。
お話を楽しむなら・・・
その子によるとは思いますが、体感4、5歳以上から楽しめるのではないかと。
「人間になりたがった猫」を観ていちばんに感じたのは、「おかあさんといっしょ」のファミリーコンサートっぽいな~ということ。
猫のライオネルと宿の娘・ジリアンのキスシーン(ほっぺにチュー)など恋愛要素があったり、人間のみにくさを描く緊張感のあるシーンがあったりはしますが、歌あり・踊りあり・おもしろ演出ありで、最初から最後まで子供が飽きずに観ることができると感じました。
小学1年生の息子は、家を出るタイミングになって急に「行きたくない!観たくない!」と言い出してどうしたものかと思いましたが、いざミュージカルが始まると舞台に集中していました。
小さい子が大きな声を出したり、泣き声が聞こえたりする場面が何度かありましたが、そこはファミリーミュージカル。
シリアスなシーンで連続で大きな声を出していた子もいたのですが😅
スタッフさんが退出を促すような場面は目にしませんでした。
人間になりたがった猫の上演時間
人間になりたがった猫の上演時間は休憩を含んで2時間5分。
2幕構成で、幕の合間に15分の休憩をはさみます。
少し早めの夕ご飯をしっかり食べていったのですが、息子がまさかの「おなか減った」発言。
お茶しか持っていかなかったので困りました。
ゼリー飲料を持参して休憩時間中に飲食OKのロビーで飲んでいる子がいて、「ウチも何か持ってこればよかった!」と後悔。
子供のグズり対策に、飴とかグミとかカバンにしのばせておくと安心かもです。
ミュージカルが終わったらすぐに出ないと息子がエネルギー切れするかも?
と心配でしたが、長めのカーテンコールを面白がって逆に元気復活。
カーテンコールは5回以上はあったかな?
劇団四季はもともとカーテンコールが多いみたいです。
人間になりたがった猫の感想
ワンワンわんだーらんど・アンパンマン・プリキュア・トーマスなどなど
子供の幼児期にはこども向けのステージ公演を何度か観にいっていましたが、最近はめっきり減っていました。
そもそもここ数年、こども向け公演自体が少なかったですもんね。
「人間になりたがった猫」は久しぶりに観たミュージカルということもあって、すごく楽しめました。
人間の姿になっても、軽快で人間ばなれしたステップのライオネルを目で追いかけているだけでワクワク。
あらすじをサラっと読んだだけの状態で、子供むけだと思ってリラックスして観ていたら、大人だからこそツラさが突き刺さるようなシリアスなシーンも。
高い税金を巻き上げられて、ギリギリの状態で生活している人々の姿が今の日本と重なってみえたり…🥺
人間の冷酷さを描いたシーンは息がつまるような緊張感をおぼえました。
心が汚れちまった私には「それは上手くいきすぎでは?」と思うところもありましたが笑
猫のライオネルの純粋さに心あらわれました。
観劇した後日、YouTubeに投稿されている劇団四季の他のミュージカルのプロモーション映像を子供たちといっしょに見ました。
全部みてみたいくらい魅力的!
東京でロングラン上演している「アナと雪の女王」と「ライオンキング」も観てみたいなぁー。