富山県砺波市と高岡市のちょうど境目にある「宮崎ぶどう園」。
秋の空気が少し冷たくなり始めた10月の平日、11時前に訪れました。
到着時まだ人はまばらで、駐車場には数台の車が停まっているだけ。それでも帰るころにはほぼ満車に。
地元の方だけでなく、遠方からも訪れる人気スポットのようです。
緑の屋根に包まれた美しいぶどう棚

頭上には、見事なぶどう棚が広がります。
房ごとに白い袋がかけられ、光を透かした葉の緑とぶどうの紫が美しい。建物の外観もオシャレで、「直売所」というよりもまるで美術館のような雰囲気です。
市場にはあまり出回らない珍しい品種も多く、摘みたての完熟ぶどうを新鮮なうちに味わえるよう“直販”にこだわっているとのこと。

ここでしか出会えないぶどうがあるなんて、ワクワク!
カフェメニュー│ぶどう100%コールドプレスジュース&アイス




搾りたてのコールドプレスジュースと、ぶどうを使ったアイスが人気メニュー。
壁に掲げられたメニューを見ながら悩みに悩み、ジュースは「ナガノパープル」、アイスは「クイーンニーナ」を選びました。
支払いは現金のほか、PayPayも使えます。
ナガノパープルのジュースは、まるで果実そのもの!


注文を終えて受け取ったジュースは、色合いからして深く美しい紫。
ひと口飲むと、自然な甘みが口いっぱいに広がります。
砂糖の甘さとは全然ちがう、果実本来の濃厚な甘みの奥行きのある味わいで、飲み終わってもしばらく香りの余韻が残ります。


氷のきらめき越しに透ける深い紫色はまるでワインのよう。
やっぱりナガノパープル美味しくて好き!
クイーンニーナのアイスは、ふんわりやさしい果実感




アイスはぶどうのシャーベットとミルクアイスを合わせたタイプ。
果汁感あふれる爽やかさと、やわらかい甘さのミルクが重なり、口どけがとてもなめらか。
ジュースのように“ぶどう直球”ではないけれど、ぶどうの香りがふんわり広がってとてもおいしかったです。
どの席からもぶどうが眺められる






どの席からも、頭上にたわわに実るぶどうが見えて、癒される光景。
10月頭でも蚊がいたので、虫よけを持参するとさらに快適です。
直売所のぶどうは2級品でもおいしい!


もともとはカフェだけの利用予定でしたが、あまりに美味しくて、直売所もチェック。



自分だけ美味しい思いをするのは罪悪感が…(笑)
と家族へのおみやげを購入することに。
選んだのは“2級品”の訳あり巨峰。プレゼント用ってわけじゃないし、これで充分ということで。
実際に家で食べてみると、果汁がじゅわっとあふれて、甘みが濃い!2級品とは思えない!
完熟ぶどうならではの深い味わいで、スーパーで売られている同価格のものとはまったく違うおいしさでした。


完熟しているぶどうは粒が外れやすいそうで、パッケージにも「やさしくお取り扱いください」とていねいな注意書きが。生産者さんの愛情を感じます。
季節ごとに変わるぶどうの顔ぶれ


宮崎ぶどう園では、訪れるたびに違うぶどうと出会えます。
最新の収穫情報は公式サイトやInstagramで発信されており、オンラインショップでの通販も可能。
遠くに住んでいても、富山の旬のぶどうをお取り寄せできます。
コストコ射水倉庫店からは車で16分ほど。
「ついで」に寄るほど近くはないものの、ちょっと足をのばせば行ける距離。10月下旬までの営業期間中に、あと1回は行けたらいいなぁと思っています。
住所:富山県砺波市東保1115
営業時間:9:30~17:00
営業期間 8月11日~10月下旬
定休日:なし
公式SNS:Instagram(@miyazakibudou.tonami)
※掲載の情報はすべて訪問当時のものです。
変更の可能性がありますので、最新情報は店舗公式サイト・SNS等をご確認ください。