2025年の12月上旬、雪が降り積もる時期に「界 奥飛騨」へ行ってきました。
中学生と小学4年生をふくむ、家族4人での宿泊です。
界 奥飛騨は、フロント・宿泊棟・大浴場・ラウンジ・食事処などがそれぞれ別の建物に分かれた、ちょっとめずらしい造りのお宿。
外への移動がこまめに発生するので、冬は正直めちゃくちゃ寒いです。
ただ、雪が積もった中庭を歩いたり、澄んだ空気の中でゆっくり空を見上げたりする時間は、普通のホテルではなかなか味わえないもの。
雪に慣れている富山県民でもふるえあがるくらい寒い日でしたが、なんだかんだその不自由さも含めて楽しめた1泊2日になりました。
冬の「界 奥飛騨」へチェックイン

今回は富山から車で向かいました。
15時過ぎに到着すると、平日にもかかわらず宿の前はすこし混雑気味。
スタッフさんの案内に従ってしばらく待機した後、やや離れた駐車スペースに車を停めました。

駐車場からフロントまでは雪道を歩きます。
建物の間の通路は、歩道の下に温泉を通しているそうで、雪がほとんどなくて歩きやすい。
一方、駐車場にはしっかり雪が降り積もっていました。
少しななめになった道もあるので、冬に行くならスノーブーツなど滑りにくい靴が安心です。

雪に囲まれた建物や、あたたかい色の照明がとてもいい雰囲気。
飛騨の匠体験の枠はほぼ埋まっていた

チェックイン時には、飛騨の木工技術を体験できる「飛騨の匠体験」の案内がありました。
木を曲げたハンドルに、界オリジナルの風呂敷を結んでバッグを作る体験です。
このとき空いていたのは、1日の最終枠のみ。
夕食を急いで食べて向かわないと間に合わない時間だったため、今回は見送りました。
もともと「できれば参加したいな」くらいの気持ちだったのですが、館内で風呂敷バッグを持っている人を見かけると、だんだんうらやましくなってくる…。
曲木のバッグハンドルいいなー!
絶対に体験したい方は、早めに到着して、チェックイン時間ちょうどに手続きできるようにしたほうがいいかも。
曲木をモチーフとしたヘッドボード


今回泊まったのは、4名定員の和室。
部屋に入ってまず目に飛び込んできたのが、壁いっぱいに広がる曲木のヘッドボード。
公式サイトの写真を見て楽しみにしていたのですが、実物もイメージ通り!


ベッドに寝っころがって見上げると、木に包まれているような不思議な安心感があります。
今まで泊まった宿ではあまり経験したことのない、独特のいやされ方でした。
雰囲気たっぷりの寝床ですが、枕元でスマホを充電できるようになっていて、利便性も◎。
ゴロゴロできる広いソファ
部屋の中央には、子どもがゴロゴロできるくらい広いソファが。
大人は荷物を広げたり休憩したり、子どもは自分のスペースを確保したり。
部屋にいる時間が長くなりがちな冬の温泉旅行で、かなりいい仕事をしてくれました。


赤いテーブルの上には味噌煎餅も置かれています。
到着してすぐに、ちょっとつまめるものがあるってうれしい。
子ども用の滞在着


子ども用の滞在着はMサイズとLサイズがあります。
身長130cmくらいの息子はMサイズを着用。
「Lサイズのほうがいいのでは?」と思いましたが、本人がこれでいいと言うのでそのまま着ることに。
長袖のヒートテックを中に着てるし、まあいいか。
サイズが合わない場合は、フロントに電話をすれば持ってきてもらえます。
ただし、滞在着のまま外へ出るときは、お部屋に用意されているちゃんちゃんこ必須。



室内は快適でも、真冬の外気は別世界のように寒い!
きれいな水回り│洗面台は2つ




水まわりもきれい。うれしかったのが、洗面台が2つあること。
朝の支度がかぶっても、それぞれ使えるので助かりました。


シャワーブースも広めで高級感あり。


歯ブラシやヘアゴム、綿棒、ヘアブラシなどのアメニティは、風呂敷の中にまとめられています。
風呂敷に包まれているだけでちょっと気分が上がるから不思議。


冷蔵庫には無料のお水と有料ドリンクが入っていました。訪問時のラインナップと金額は以下のとおり。
- ハートランドビール 440円
- 有機あま酒ときめく糀 300円
- 亀山果樹園 桃ジュース 500円
湯上がり処にはお茶やアイスキャンディー、離れ棟には無料のコーヒーなどがあるので、冷蔵庫のドリンクはひとまずガマン。
乾燥するので加湿器必須


たいていの宿泊施設がそうですが、お部屋は乾燥しがち。
加湿器は常につけておくのがオススメ。
寝るときはゴボゴボと水の音がしてちょっと気になるかもしれないけれど、乾燥したまま寝て喉がやられるよりはマシです。
音に敏感な方は耳栓を持参するといいかも。
雪景色を眺めながら足湯を楽しめる


無料の飲み物がある離れ棟の近くに、足湯があります。
まわりは真っ白な雪景色だけど、足元があったまることで体がポカポカして気持ちがいい。
山並みを眺めながらの足湯、サイコー。


子どもたちは足湯のまわりでも雪に夢中。
外に出るたびに「寒い寒い」と言いながら、雪を見ると結局遊びたくなるようです。
夜になるとライトが灯り、昼間とはまた違った雰囲気を楽しめました。
半個室でゆっくり楽しむ夕食


夕食は、まわりをあまり気にせず過ごせる半個室の食事処でいただきました。
まず目に入ったのが、存在感が強すぎる山彦人形。
インパクトがありつつ愛嬌のある顔の登場に、子どもも興味津々でした。
飛騨牛の存在感がすごい






大人の夕食は、一品ずつゆっくり味わう会席料理。
お造りや小鉢もきれいに盛りつけられていて、見た目もたのしい。


なかでも印象に残ったのは、やっぱり飛騨牛。
見るからに立派なお肉!
めずらしい味噌のすき焼き。飛騨っぽさ満載です。




みたらしマシュマロ。自分で蜜をかけていただきます。
全部かけるとかなり甘いので、ちょっとずつかけていただくのがオススメ。写真はかけすぎました笑。
デザートまでしっかり楽しみ、おなかいっぱい。
子どもの夕食はうれしい揚げ物スタート






小学生の子ども用メニューは、最初から揚げ物が登場。


大人とは別に、子どもが食べやすそうな料理が並びます。
旅館の食事は子どもの好みに合うか少し心配になることもありますが、これなら安心感あり。
少しずつ料理がでてくる大人の料理とはちがって、最初からお重のように全メニューが用意された状態でした。
ドリンクメニューにはペアリングも


ドリンクメニューも充実。
気に入ったのが、ノンアルコール・ホットカクテルの「朱華(はねず)の空」。
最初は別のものにしようか迷っていたのですが、娘が「おいしそう!」と言うので試しに注文して半分こすることに。
リンゴといちごの甘酸っぱさがデザート感覚でゴクゴク飲めます。
結局、もう1杯たのむほど気に入ったのでした。




アルコールペアリングもお願いしました。
日本酒だけではなくワインも登場。
「和食には日本酒」というだけでは終わらない色々な組み合わせがおもしろかったです。


飛騨高山サイダーもあります。スッキリした甘さ。
レトロなデザインが雰囲気あっていい感じ。
大浴場│雪の回廊をイメージした露天風呂
夕食後は大浴場へ。
脱衣所はややコンパクト。
混雑する時間帯は、ゆずりあいながら使う必要がありそうです。
お風呂の照明は全体的に暗めで、ある意味ムーディ。
落ち着いて入れる雰囲気ではあるのですが、足元が見えにくく感じる場所もありました。高齢の方や小さな子どもと一緒の場合は、少し注意したほうがよさそう。
引用:https://media.hoshinoresorts.com/image/authenticated/s–M087T5Yh–/c_fill,g_auto,h_532,w_800/f_auto,q_auto/v1723681875/%E7%95%8C_%E5%A5%A5%E9%A3%9B%E9%A8%A8_%E5%A4%A7%E6%B5%B4%E5%A0%B4%E9%9C%B2%E5%A4%A9%E9%A2%A8%E5%91%82_%E6%98%BC_gjovhm.jpg
露天風呂は「雪の回廊」をイメージした空間とのこと。
一般的な露天風呂のような開放感とは少しちがい、空を見上げて楽しむつくりになっていました。
天気がよければ星空を堪能できるそうですが、この日は夜も雪がちらちら。
星空は見られなかったものの、冬の奥飛騨らしい静かな時間を楽しめました。
湯上がりのアイスと冷たいほうじ茶がうれしい


お風呂から出たあとは、湯上がり処で一息。
冷たいほうじ茶や飲む酢、アイスキャンディーが無料で用意されていました。
あたたまった体に冷たいほうじ茶がしみる~。
子どもたちはアイスキャンディーへ一直線。いろいろな味があって選ぶ楽しみもありました。
朝ごはんは飛騨らしさを感じる和食膳






翌朝の朝食は、干し野菜や朴葉蒸しなどの和食膳。
小さなおかずがたくさん並びます。
朝からちょっとずついろいろ食べられるのがうれしい。
夕飯と同じ場所で、半個室で落ちついて食事ができました。
が、お茶のおかわりが欲しい時にスタッフさんをさがしたものの、通路には誰もいないし呼び鈴もなくて困惑。
コーヒーも飲みたかったし、食後はお茶もコーヒーも飲める「離れ棟」に行って無料の飲み物を飲むことにしたのでした。
寒さも含めて楽しめた「界 奥飛騨」


フロント・宿泊棟・食事処・大浴場などが別々になっているため、外への移動が発生する界 奥飛騨。
富山県民でもふるえあがるくらい寒い日だったので、少し不自由さはあります。
でも、澄んだ空気の中で空を見上げたり、雪につっこんでいく子どもたちのたくましい姿を眺めたり。
不自由さも含めて楽しかった!
少しでも外への移動を減らしたい場合は、3名定員ではありますが露天風呂付き洋室を選ぶとよさそう。
曲木に包まれるようなお部屋、飛騨牛を楽しめる夕食、雪景色の中の足湯。
奥飛騨らしさをあちこちで感じられる、思い出に残る家族旅行になりました。
コンビニ等は近くにないので、小腹が空いたときのお菓子や子ども用のジュースなどは宿到着前に買っておくことをオススメします。
次は石川県の「界 加賀」にも行ってみたいなー。
※掲載の情報はすべて訪問当時のものです。
変更の可能性がありますので、最新情報は公式サイト・SNS等をご確認ください。









